近似曲線は、特定のデータ系列の勾配(または傾向)を示す補助線であり、最適曲線とも呼ばれます。
近似曲線は、現在のデータに基づいて将来の値を予測できるため、データを分析するときに役立ちます。
線形、指数、対数、多項式、累乗、移動平均など、チャート用に6種類の近似曲線を作成できます。
線形: データ系列の値が一定の比率で変更されてことを示し、データの将来の近似値を提供する最適直線です。
指数: データ値の変化率が急速に増加または減少した後、横ばい状態になる場合に適しています。
対数: データ値の変化率が急速に増加または減少した後、横ばい状態になる場合に最適な曲線です。
多項式: データが変動するときに使用される曲線です。多項式の次数プロパティに基づき、大きなデータセットの損益を分析する場合に便利です。
累乗: 一定の割合で増加する計測値を比較するのに使われる曲線です。
移動平均: 近似曲線の変動を減らしてより滑らかなパターンで表示させる場合によく使用されます。指定されている期間数の平均値を計算した傾向を表示する場合に使用されます。
チャートに近似曲線を追加する際、次のチャートの種類がサポートされています:
縦棒チャート
横棒チャート
折れ線チャート
散布図
面チャート
次のコードを使用して、近似曲線をカスタマイズできます:
カスタマイズ
order: 多項式の次数を指定します。 次数は2~6の範囲内の正の整数です。
intercept: 線形、指数、多項式の近似曲線の切片を指定します。
displayEquation および displayRSquared:近似曲線に方程式またはR-2乗値を使用するかどうかを指定します。
forward および backward: 前方捕外または後方捕外を指定します。
displayEquation、displayRSquared、forward、backwardは、線形、指数、対数、多項式、累乗をサポートします。
style: 色、幅、破線など、近似曲線のスタイルを指定します。
name: 近似曲線の名前を指定します。 名前が指定されていない場合は、組み込みの名前が使用されます。
Period: 移動平均の近似曲線の期間を指定します。期間は2からデータセットカウント-1の整数の範囲です。