SpreadJSでは、シートにフローティングオブジェクトを追加できます。フローティングオブジェクトは、セル上に重ねて表示されます。
フローティングオブジェクトには、FloatingObjectとPictureの2種類があります。
FloatingObjectをシートに追加するには、まずFloatingObjectオブジェクトを作成してから、addメソッドを使用して、このオブジェクトをシートに追加します。次に、例を示します。
var customFloatingObject = new GC.Spread.Sheets.FloatingObjects.FloatingObject('f1');
customFloatingObject.startRow(1);
customFloatingObject.startColumn(1);
customFloatingObject.endColumn(6);
customFloatingObject.endRow(6);
var div = document.createElement('div');
div.innerHTML = '<span>SpreadJS supports FloatingObject</span>' +
'<div style='border: 1px dotted red; width: 80%; margin:auto;'>' +
'<ul><li>I am list one.</li><li>I am list two.</li><li>I am list three.</li></ul></div>';
customFloatingObject.content(div);
sheet.floatingObjects.add(customFloatingObject);
カスタムフローティングオブジェクトを追加した後は、必要に応じてこのオブジェクトを処理できます。名前を指定してフローティングオブジェクトを取得するには、getメソッドを使用します。allメソッドを使用すると、すべてのカスタムフローティングオブジェクトを取得できます。不要になったカスタムフローティングオブジェクトは、名前を指定してremoveメソッドを実行することで削除できます。
Pictureをシートに追加するには、addメソッドを使用して、ピクチャをシートに追加します。次に、例を示します。
var floatingObject = sheet.floatingObjects.get('f1');
sheet.floatingObjects.remove('f1');
Pictureオブジェクトを追加した後は、必要に応じてこのオブジェクトを処理できます。名前を指定してPictureオブジェクトを取得するには、getメソッドを使用します。allメソッドを使用すると、すべてのPictureオブジェクトを取得できます。不要になったPictureオブジェクトは、名前を指定してremoveメソッドを実行することで削除できます。
FloatingObjectとPictureはどちらもフローティングオブジェクトです。フローティングオブジェクトはセルの前面に表示されますが、フローティングオブジェクトどうしが重なり合っている場合、これらの前後関係を変更することもできます。フローティングオブジェクトのzインデックスを設定するには、zIndexメソッドを使用します。次に例を示します。
sheet.floatingObjects.zIndex('f1', 2000);